映画を見て

昨日

リップヴァンウィンクルの花嫁、世界から猫が消えたなら

という映画を見た。

 

リップヴァンウィンクルの花嫁

これは本当に今の自分の境遇にはまってみるのがしんどいところもあった。

主人公の性格などが自分に似ているところが多かったからかもしれいないが。

「今どこにいるのかわからないんです」

という場面はあまりにもわかりすぎて心臓が痛かった。

大多数の人が考える幸せ、うらやむような当たり前の幸せ

って実はそんなに幸せじゃなったりするんだよな。

でもその状態になってみないと実際に気づけないことは

多かったりする。外から見ているだけではわからないんだよな。

自分もそうだったりするし。

 

でも、生きていくことって案外できるもので、

彼女は追いだされてしまったけれど、

自分から出て行った場合も案外生きていけるのかもしれない。

彼女は自分の気持ちをSNSという形で発信していた、

だからこそ真白とつながれたのだし、

あの時彼女がただ日記を自分でつけていただけだったら

起きなかったこと。

 

世界には優しさがあふれていて、それをただでもらっていたら

壊れるからお金を払っている。

なんかうまく言えないけど、残る言葉だな。

 

願わなければ、そうはならない。

自分の意志がそうさせる、のかもしれない。

 

美しくて、苦しくて、悲しくて、すがすがしい

後に残るような映画だった。

自分はすごい好きだなぁこの映画。

リリィシュシュも好きだったけど、これもいい。

心臓を殴られるような、風がほほを撫でていくような

そんな感じがする。

 

 

世界から猫が消えたなら

人間っていつ死ぬかわかんないんだよな。

本当に。今あることが当たり前じゃなくて、

こんなことわかっているはずなのに、

やっぱしんどいこととがあると、明日が来なければいいのに

とかいつまでこんな日々を続けなければいけないんだろうとか

考えてしまう。

でも、そう思えることがもう幸せだったりするのかもしれない。

(しんどいのはしんどいけど。)

 

しなきゃよかったことなんて、一つもなくて、

後悔だって糧になるのかな。

いやだいやだ!!って思うけど、受け入れて進む

そういうことだって、そっちのがしんどいけど、

受け入れていきたい。

後悔も、後悔ゆえの行動も、全部よかったことなのかもしれない。

もがいて、あがいて、苦しんで、悩んで、泣いて、

それが生きていくことなんだ。

自分の今のこの悩みは間違っていないんだ。

 

自分が死んだらだれが悲しむのか…

誰も悲しまないからといって生きない理由にはならない。

あなたに出会えてよかった、って言われるように生きたい。

やりたいこと、できることはやりきって死にたい。

長い人生だから、ただ時が過ぎるのを待つのはあまりにも

悲しすぎるから。